【c++】明日、昨日、指定した日付を取得する

c++

概要

「c++で、明日とか昨日とか指定した日付を取得したい…。」

この記事は、そんなあなたに向けて書かれた記事です。
是非最後までお読みいただけると嬉しいです。

現在時刻の取得

time_t now = std::time(nullptr);

まず、一番基本形です。
time関数にnullptrを渡すと、1970年1月1日からの経過秒がtime_t型変数で返ってきます。
ちなみにtime_tは、longのエイリアスです。

指定日付の取得

struct tm birthdayStruct = { 0, 23, 13, 3, 10, 1987 };
time_t birthday = std::mktime(&birthdayStruct);

さて、1行目にtm構造体が出て来ました。
これは暦時刻の要素を格納する構造体です。

// time.h
struct tm {
	int	tm_sec;	      /* seconds after the minute [0-60] */
	int	tm_min;	      /* minutes after the hour [0-59] */
	int	tm_hour;      /* hours since midnight [0-23] */
	int	tm_mday;      /* day of the month [1-31] */
	int	tm_mon;	      /* months since January [0-11] */
	int	tm_year;	      /* years since 1900 */
	int	tm_wday;      /* days since Sunday [0-6] */
	int	tm_yday;      /* days since January 1 [0-365] */
	int	tm_isdst;     /* Daylight Savings Time flag */
	long	 tm_gmtoff; /* offset from CUT in seconds */
	char	* tm_zone;  /* timezone abbreviation */
};

この構造体にアクセスすることで、具体的な年月日などを取得出来ます。
ここでは時間指定をしてtm構造体を作成しています。


{ 秒, 分, 時, 日, 月, 年 }

の順で指定しています。
ここでは、1987年10月3日 13時23分0秒を表すtm構造体が返ってきます。
最後に、この構造体のポインタをstd::mktime関数に渡してやることでtime_t型で返ってきます。

明日/昨日の取得

※ここで言う明日/昨日とは0時ジャストを考えてください。

time_t now = std::time(nullptr);
struct tm* localNow = std::localtime(&now);

struct tm tomorrowStruct = { 0, 0, 0, localNow->tm_mday + 1, localNow->tm_mon, localNow->tm_year };
time_t tomorrow = std::mktime(&tomorrowStruct);

2行めのlocaltimeはtime_t型ポインタを渡すと、現地時間のtm構造体のポインタを返してくれる関数です。

先ほどのtm構造体の作り方で明日の0時0分0秒を作成したいのでday + 1としています。
昨日であれば、day – 1としてやれば出来ます。
簡単ですね。誰かのお役に立てば。

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