【書評】モチベーション3.0

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久しぶりのブログとなってしまいました。

初めてこのブログで、書評を描いてみようかなと思います。

文章書くこと自体とても苦手なので書評なんて出来るか分かりませんが、本を読んでアウトプットする場が欲しかったので。
文章を書くのが苦手なのでここもっとこうすると良いよとか言うフィードバックもウェルカムです。

では、モチベーション3.0の書評をしたいと思います。

個人的な感想


とても興味深く読み進められました。
何かをしてもらうのに、
報酬をあげると言ってしてもらうのが良いのかやらないと罰を与えると言ってしてもらうのが良いのか
と言う疑問を持ちこの本にたどり着きました。

結局そんな単純な話ではなかったことが分かったし、
これをやりたい!と思う事をやると言うのは本当に大切な事なのだ
と言う事を痛感した一冊でした。

モチベーション3.0とは


まず本書のタイトルになっているモチベーション3.0とは何か。


本書ではモチベーションをOS(オペレーティングシステム)に例えています。
人間を行動に駆り立てるものはなにか、と考えた時に。

モチベーション1.0は、狩りをしたり、火を起こしたりと生存を目的としたOSのこと。

モチベーション2.0は、アメとムチの様に、何か良いことをしたら報酬を与え、悪いことをしたら罰を与えると言う外部からの動機付けに基づくOSのこと。

そしてモチベーション3.0は、人間は本来「こうなりたい、こうありたい」と言う理想を持っていると言う思想に基づき、人間内部にある動機付けを元に行うこと

としています。

「オートノミー(自律性)」「マスタリー(熟達)」「目的」の三つで行動するのがモチベーション3.0、と説明しています。

※もちろん3.0にも報酬は必要で必要最低限の報酬が用意されていることは前提となっています。

モチベーション3.0はどのように発見されたのか?


モチベーション3.0はある実験の結果による仮説から生まれました。


その実験とは。
ある学者が、仕掛けのある機械を作りました。
その機械を猿の檻の中に置き、二週間後に問題解決能力の実験を行おうとしました。
モチベーション2.0が当たり前とされてきた時代ですので、この猿は何もしないと皆が思っていました。
ですが、猿はひとりでにこの機械で遊び始め、あろうことか数日で仕掛けを解いてしまったのです。


この事象は今までのモチベーションOSでは説明出来ません。

その仕掛けを解かなくても死ぬわけではないし(モチベーション1.0)、
何か報酬があるわけでもありません(モチベーション2.0)。

この不可解な事象を説明するために、
「仕掛けを解くこと自体が内発的報酬なのではないか」
と言う仮説がたてられました。
これがモチベーション3.0のきっかけとなったのです。

モチベーション3.0を取り入れている会社はかなり少ない


Googleは、このモチベーション3.0を上手く生かしている企業の一つです。
20%ルールというものがあり、すごくざっくりいうと業務時間の20%を好きな時間に使っても良いというものです。

制約は一つ、
「制限時間後に皆の前で20%ルールで行った事を発表する」
それだけです。

ほとんどの人が使っているであろう、GmailやGoogleマップなどの製品も20%ルールで生まれました。

人間の内発的動機付けに基づく行動が、会社の利益に大きく繋がった好例となりました。

またこの20%ルールは誰と組んで何をやっても良いので誰が人望があるのか、リーダーに向いているのは誰かなどの素質も垣間見えたりするかもしれませんね。

報酬の上手な与え方


モチベーション3.0においても、報酬を完全に無くそうとは考えていません

ですが、その使い方はとても大事だと述べています。
その内容を端的に述べると

・ルーティンワークなど退屈な作業には報酬は有効
・発想力が必要な仕事には報酬は害悪

となります。

二番目に関して、少し説明を加えます。

なぜ報酬は害悪なのか?


「ロウソクの問題」と言う実験があります。
簡単に説明するとロウソクといくつかの物品が机に置かれ、そのロウソクを壁に取り付けると言う問題です。

被験者を2つのグループにわけ、
Aグループには上手くいけば賞金を与えるといいBグループには何も言わずにやってもらいました。
するとBグループの方が成績が良かったのです。
報酬により創造性が蝕まれてしまったのです。

さらに別の実験では、
報酬を与えたグループの方が与えないグループに比べて、
与えられた課題に対する興味が大きく失われていた
という実験結果も出ていたのです。

これが、この本を読んで一番驚きました。
良かれと思って与えた報酬が長期的に見るとその課題に対して興味を大きく失わせてしまうことになると。
この本を読まなければ知らず知らずのうちにやってしまいそうだなと。

そして、それだけではなく報酬による害悪はなんと7個も述べられていました。

ですが、報酬は与え方によっては害悪にはならないそうです。

それは、その報酬が予期せぬものであり、かつ課題が終了した後に与えられたものであることです。

「今回本当に良くやってくれたからこれ受け取って」、とこんな感じですね。

最後に


いかがでしたでしょうか?
もっと書きたいことはあるのですが、このくらいにしておこうと思います。
続きはぜひ本を買ってみて読んでみる事をお勧めします。



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translimit, Inc. Application Engineer. Twitter: @daiki1003 Facebok: Daiki Asahi

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